東海道新幹線 マイナー駅訪問
新富士
新富士はこだましか停まらない駅のため三島駅からこだまに乗って移動します。
AMBITIOUS JAPAN! のチャイムも録音しておきます。
新富士は中央に本線、副本線に相対式ホームがある東海道新幹線のスタンダードな構造になっていますが他の駅と比べて本線と副本線の隙間が空いています。
新富士は1964年の東海道新幹線開通時には存在しておらず、JR東海となった1988年に地元の請願によって設置された駅です。
もともと駅がない場所に駅を造ったのでこのように線路と線路の隙間や架線柱がいびつになっています。
富士山がよく見えるようにガラス張りになっています。
新富士駅名標
こだましか停車しません。
駅の作りも簡素です。
駅構内には富陽軒という駅弁屋があります。
コロナの影響で休業中でした。
東海道新幹線が遅延していたため低速で通過
静岡方面
コンコース
新幹線改札
当然ながら1ヶ所しか改札はありません。
南口
何故か富士市民憲章がある
東海道新幹線 唯一の単独駅ですので南口の駅前はのどかです。
新富士駅の真下に道路があって橋が架かっています。
橋の名前は川成架道橋というらしく新富士駅が元来は存在せず、三島-静岡の間にあった橋だ!というのを主張しているようです。
北口
ここから2kmほど歩いたところに東海道線の富士駅があります。
ASTYがあったり
駅ナカは思ったより充実しています。
ちなみに北海道の釧路の隣駅に同じ駅名の新富士駅があります。
こちらは1923年開業で東海道新幹線の新富士駅よりだいぶ先輩です。
駅名の由来は近くに富士製紙の工場があったからで富士と付けたかったのですが、ご存じ東海道線に既に富士駅があったので新富士としたようです。
じゃあなんで東海道新幹線は駅名被ってるのに新富士にしたんだ?と謎に思ってしまいます。
三河安城
新富士から三河安城へと移動します。
三河安城もこだましか停車しないため距離の割に時間がかかります。
三河安城の端っこは青空ホームで新幹線が綺麗に撮れます。
山陽新幹線では屋根のないホームがある駅が多いですが東海道新幹線だとここくらいしか思いつかないです。
青空ホームなので駅名標も吊り下げ式ではなく自立式のもあります。
駅前は意外と栄えてる印象
ここもスタンダードな真ん中本線で側線の副本線に相対式ホームのタイプです。
1964年開業当時は存在せず、新富士と同じく1988年開業です。
三河安城の利用者数は少ないですがこだまがのぞみやひかりを待避するので東海道新幹線の運行上、重要な駅となっています。
のぞみが三河安城を通過すると「あと9分ほどで名古屋に到着します。」
というアナウンスが行われます。
これを新横浜から無停車なのでこれを聞くとあぁもうすぐ名古屋なんだな
と感じます。
三河安城周辺に住んでいる人は、東海道線で名古屋か豊橋に移動してそこから新幹線に乗る人が多いみたいです。
ひかりとかのぞみが停まるからね
吊り下げ型の駅名標
出口
利用者が少ないためかかなり狭く造られています。
三角屋根が特徴的な駅舎
あの三角屋根の部分は何でしょうかね
コンコース
新幹線のりば
きっぷ売り場
駅ナカは充実しています。
山ちゃん、石松餃子などご当地グルメが堪能できてしまいます。
新幹線駅舎 お城とか教会みたいなデザインです。
南口(新幹線) 駅前
ロータリーが独特です。
東海道線に乗り換えることができますが、在来線のホームから少々離れています。
連絡通路を歩かなくてはいけません。
改札外に出る必要があります。
おそらく開業した1988年当時から更新されてない案内表示
フォントが国鉄チック(開業した時には既にJRですが)でピクトグラムが0系です。
0系が東海道新幹線から引退したのは1999年なので長らくこのピクトグラムが
意味を成してないですね(笑)
利用者が少ないのでこういった部分も更新するお金が惜しいのでしょうね
ちなみに名古屋駅で撮影した最新のピクトグラムはこちら
しっかりとN700系となっています。
連絡通路
誰も歩いていません。
東海道線 三河安城駅改札
有名ですが三河安城駅は普通列車しか停車しません。
先述しましたが岡崎とか安城に住んでいるの人は最寄りの三河安城ではなく東海道線に乗って豊橋か名古屋に移動して新幹線に乗るようです。
岐阜羽島
三河安城から2つ隣の岐阜羽島に移動します。(名古屋で分割して購入)
名古屋行きのこだまに乗車して、始発・終着用のAMBITIOUS JAPAN! も聴いておく
岐阜羽島駅に到着
通過線の本線と副本線が上下それぞれ2本あって島式ホームになっていて過剰設備感はありますが
この先、豪雪地帯の関ヶ原を越えるため、列車を待機させられるようにこの設備にしたようです。
輸送障害があったときのために待機できる駅として岐阜羽島は1964年の開業時からある駅となっています。
もちろんこだまやひかりの待避でのぞみや岐阜羽島・米原を通過するひかりのスムーズな運行にも役に立っています。
岐阜羽島駅 駅名標
名古屋方面を望む
名鉄は岐阜羽島ではなく「新羽島」駅となっています。
岐阜羽島には名鉄羽島線と乗り換えることができます。
岐阜羽島駅が開業した時は名鉄羽島線はまだ開業しておらず、しばらく新幹線単独駅でしたが1982年に竹鼻線の江吉良駅から※分岐するような形で開業しました。
(※笠松から新羽島まで一本道のように見えますがかつては江吉良から大須というところまで竹鼻線の路線が続いており、2001年に江吉良から先の竹鼻線が廃止されました。)
しかし岐阜羽島から岐阜まで移動する人はほとんどいなくて地域輸送が主となっています。
(岐阜まで30分以上かかります。)
岐阜市に住んでいる人は全種別停車の名古屋で降りてそこから快速・新快速に20分乗って岐阜にかえるっぽいです。 三河安城と同じパターンです。
本数は少ないですが、大垣駅に向かうバスが存在します。
岐阜羽島は交通アクセスより周辺住民がパーク&ライドして利用するほうが多そうですね
コンコース上りの外側の乗り場は0番線みたいです。夜間留置に使われているみたいです。
改札口
新大阪行きのこだまと名古屋以降は各駅停車になるひかりが停車し、だいたい30分おきに列車が来るようになっています。
わずかながらに駅ナカにお店があります。
南口
駅前広場
北口
バスやタクシーが発着するロータリーはこちら側になります。
駅前に羽島のぞみパーキングという駐車場がありました。
しかし岐阜羽島にのぞみは停車しない…
北口の駅前公園にあ新幹線駅の設置に尽力した大野伴睦とその夫人の銅像です。
この銅像があることで岐阜羽島はよく政治駅だ!と言われることがあるようですが先述した関ヶ原越えの件もあるので政治駅で岐阜羽島が造られたというのは誤解みたいです。
AMBITIOUS JAPAN!の新幹線チャイム名残惜しく聴く名目として東海道新幹線のマイナー駅に訪問しました。
2023年夏に変更になるのであと何回AMBITIOUS JAPAN!の新幹線チャイムを聴けるのだろうかと考えてしまいます。(2023年5月現在)
読者の皆様もAMBITIOUS JAPAN!の聞き納めや会いにいこうの新チャイムを聴きながら行ったことない新幹線駅に降りてみるのはどうでしょうか。
会いにいこう かなり良い曲なんでどんな車内チャイムになるか楽しみです。
訪問日
2023年4月1日
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