【フェリーで海外旅行デビュー】航路で国境を越えてみる

旅行

海外旅行といえば国際線の飛行機に搭乗して国境を越えるのが一般的ですが、日本は島国な訳ですから勿論、航路で国境を越えるってことも可能です。


フェリーで行ける国はお隣の韓国です。
韓国までの航路は1航路だけではなく複数航路 存在しており、日本に1番近い港町である釜山へ行くことができます。

かつては上海やロシアに行くことができましたが、時間がかかり過ぎるのか廃止されていきました。

そんな入国方法に興味を持ち、フェリーで海外に行けるなら行ってみたいと韓国の釜山に日本からフェリーで行ってみました。

しかも筆者ゆうひ 初の海外旅行でいきなりフェリーで海外入りを果たすという
イレギュラーっぷりを発揮しました。

フェリーで韓国に行ける航路

旅客として運行している国際航路は以下の通りです。

・博多 ~ 釜山 クイーンビートル
JR九州高速船が運営しており、約3時間で博多港~釜山港を結びます。
→ 2024年12月に事業撤退の告知がされました。

・博多 ~ 釜山 ニューかめりあ
株式会社カメリアラインが運営しており、大型のフェリーで夜行便なのが特徴です。車両を持ち込むことができ、韓国へ自家用車で移動することができます。

・大阪 ~ 釜山 パンスタークルーズ
パンスターが運営しており、クルーズ船のような設備が整っており、豪華な船旅ができます。
航海時間は18時間ほどで国際旅客フェリーとしては最長の航海時間となります。

・下関 ~ 釜山 関釜フェリー
航路名そのままの関釜フェリーが運営しています。
旅客の他に車両輸送もでき、ニューかめりあ同様に自家用車で韓国を移動できます。
下関→釜山は夜行便となりますので効率的に釜山に行くことができます。

・対馬 ~ 釜山 パンスタークルーズ/スターライン
大阪~釜山を結ぶ航路と同じパンスターが運営しており、国際航路としては最短となります。
2,3時間で対馬の比田勝と釜山を結びます。

ジェットフォイルの高速船だったり、大型客船だったりと種類は豊富です。

フェリーで釜山に行ってみる

フェリーで国境を越えて釜山に行きたいと思います。

今回は下関と釜山を結ぶ関釜フェリーを利用します。

完全なる余談ですが、当初は対馬から釜山のパンスターを利用して釜山入りする予定でした。

しかし、3週間前の予約の時点でフェリーの座席が満席で対馬→釜山のルートは絶たれてしまいました。

博多→釜山のクイーンビートルも長期運休中で、代替手段を考えついた結果が関釜フェリーでした。


対馬観光は旅の予定に組みこんでいたので対馬→釜山で済むところを
対馬→博多→下関→釜山とUの字を描く形での移動となってしまいました。

対馬〜釜山の航路は日本人よりも韓国人の利用が多く、日曜日に乗ろうとしたので向こうの帰路のビークと被って予約できなかったのかもしれません。


対馬→博多のジェットフォイルに乗り


新幹線で博多→小倉と移動して小倉から在来線に乗り換え下関まで来ました。

下関駅からフェリー乗り場である下関港国際ターミナルへは歩いて5分ちょっとのところにあるのでアクセスが良いです。


下関港国際ターミナル
陸橋からでも直接アクセスすることが出来る

船の出港は19時30分ですが、国際航路なので税関や入出国手続きが必要となり、受付終了時間は90分前の18時までとなっています。

運賃は基本運賃が6,300円ですが施設使用料、燃油サーチャージ料、国際観光旅客税などが追加でかかるので合計 約9,200円となりました。
飛行機と比べるとかなり安価です。

ちなみに青春18きっぷを提示すると運賃が半額になるキャンペーンが行われたようですので低予算で海外に行けると18キッパーに重宝されていたみたいです。
使用期間が連続化となってしまった現在ではこの割引は厳しいものとなってしまいましたが…


乗船券と入国申告書が手渡されます。


乗客は日本人 3割 韓国人 7割といったところで帰国する韓国人の旅行者が多かったです。日曜日の夜行便だったので帰る人が多いのでしょう


出国しました。


釜山行きにはハングルが添えられている

関釜フェリーにははまゆう星希(スンヒ)2種類の船があり、はまゆうが日本籍の船で星希が韓国籍の船です。


今回乗船したのは星希だったので案内図の主要言語はハングルで乗組員さんは韓国人でした。


星希の模型

一足早く、韓国気分を味わえましたね

はまゆうと星希で客室も異なっており、はまゆうは2等でも寝台があるのですが、星希は雑魚寝のだっだ広い客室しかありませんので、雑魚寝に慣れていない人ははまゆうのほうをおすすめします。

私は12時間も雑魚寝するフェリーに乗ったことないのですが、小笠原の24時間かかるフェリーを往復した経験があるので、雑魚寝をするということを差し引いても余裕と感じていました笑

また船内にはWiFiがありませんのでeSIM等の電波を切り替える場合は日本の電波が通じるうちにしておいた方が良いです。
(釜山港に早めに着くので釜山のフリーWiFiを船内で拾うこともできますが笑)

客室の電源は星希だと入口の下駄箱にあり、日本のコンセントと韓国のコンセントが2口ずつありました。
充電するには譲り合って使うか、タコ足のテーブルタップを持っていくかのどちらかになります。


船内のレストランで韓国料理を食べます。
船によってメニューが異なるようです。
星希の場合はキムチチゲ定食でした。

値段は1,000ウォンでインフォメーションにて現金で購入する必要があります。
なので船内レストランを利用する場合は事前にウォンにお金を替えておく必要があります。

下関港では外貨を両替する場所がないので旅行前に替えておくのがベターです。


キムチチゲ定食は正直言って自分の口には合いませんでした。
とにかく辛くてヒィヒィ言いながら食べてました笑

ウォンに両替などの手間を含めて考えると下関のスーパーで食料を買って食べても個人的には問題と感じました。


船内に韓国のコンビニのGS25があります。
当然ちゃ当然ですが韓国の食品が販売されています。
日本円も使用することが出来ます。


せっかくなのでGS25でお菓子を購入
韓国ロッテのカスタードなるお菓子です。
日本円で160円でした。


日本語名だと関釜フェリーですが
韓国名だとプクワァンフェリー(釜関フェリー)なので自国の地名を頭につけるようです。

船内には浴場があり、お風呂に入ることができます。
シャワーの蛇口が韓国式でシャワー出すのに四苦八苦しました。

翌日、6時半には船は釜山港に停泊していました。
下船開始は8時からなのでしばらく船で待機する必要があります。


釜山の街並み


8時になると下船し始めて、長い通路を歩いた先に入国審査所があります。

自国に帰ってきた韓国人用のゲートは複数ありますが、日本人含む外国人用のゲートは1つしかありませんので間違えて並ばないようにしてください。


入国審査が終わり、無事に韓国・釜山に足を踏み入れることができました。

フェリーで過ごしていたら異国についているのはロマンを感じました。
初めての海外進出ってこともあるんでしょうけど


釜山駅も歩いて5分ほどで着く


関釜フェリーは元々、乗る予定はなかったのですが、韓国のフェリーを体験することができ面白かったです。

大阪〜釜山の航路で優雅に釜山に行ってみたいとも思いました。

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