こんにちは!
筆者ゆうひでございます!
所用で九州にいまして、福岡の博多駅にいます。
GWで飛行機はバカ高いし、新幹線で帰るか〜と考えて
せっかくだから何かネタになるようなことをしながら東京に帰ろうと思いつきました。
そして考案したのが
博多から東京まで新幹線の各駅停車タイプであるこだまで帰るとどうなるのか?
といった検証をしてみることにしました。
新幹線最速種別ののぞみですら東京~博多間は5時間かかり、乗り通す人がほぼいないのに各駅停車タイプであるこだまだとどうなってしまうのか?と想像するだけでも怖くなります…!
博多→東京をこだまで移動するのに必要なお金と時間
まず、博多から東京まで新幹線で移動した時の交通費は紙の切符で購入すると23,390円かかります。
今回は、博多→新大阪は日本旅行が発売しているバリ得こだまを利用して繁忙期料金の9,800円で移動し、
新大阪→東京はEX予約のこだまグリーン早得で11,410円の合計21,210円で博多から東京まで乗り通します。
ちなみにのぞみだと3日前の予約で早得が適用され、17,720円になります。
のぞみの方が値段が安いし、時間もかかりませんね
しかし今回は、こだまを乗り通す企画なので駅は1駅も通過せずに東京へ向かいます。
気になる所要時間ですが、
数少ない新大阪行きのこだま号かつ所要時間が長い、博多 12時02分発のこだま850号で新大阪駅に到着するのが5時間10分後の17時12分
そこから新大阪で東海道新幹線のこだまに乗り換えて、東京まで4時間弱かかるので乗り継ぎ時間を考慮すると10時間弱かかる計算になります。
ということで長い長いこだまの乗車記を書きましたので参考になれば幸いです。(参考にならない)
実際に乗車してみた
こだまの醍醐味と言えばのぞみやひかりなどの上位種別の通過待ちなので東京に到着するまでの間に何回抜かれるかを数えています。
博多 12時2分発
正午を少し回った12時02分発の新大阪行きのこだま850号に乗車します。
山陽新幹線ではこだまは1時間に1本のペースで発着していますが岡山が始発終点の便ばかりで、新大阪行きのこだまは1日6本と少なめです。
前述しましたが山陽新幹線のこだまの中でも一番所要時間がかかるこだま850号は博多→新大阪 5時間10分かかります。
10分前を切ってるから入線してるだろうと思ったら、まだ来ていませんでした。
発車3分前の11時59分に入線
500系 8両です。
どうやら博多南からやってきてそのまま新大阪へ行くようです。
時間がないのでいそいそと車内に乗り込みます。
こだまに充当されるのは、500系やひかりレールスターで使用された700系で2列+2列の座席配置になっています。
山陽新幹線のこだまにはグリーン車はありませんが6号車指定席は元々グリーン車で指定席料金でグリーン車の座席に座ることができます。
ただ500系にはコンセントがないのでもしこだまで長時間移動をしたい!という人はモバイルバッテリーが必要になります。
(訪問当時の2022年現在 運用している車両の中でいちばん古いですからね)
12時02分 博多駅を発車
67.2kmを15〜17分で走行します。
小倉 12時19分着/12時20分発
北九州の代表駅 小倉
通過待ちはなくすぐの発車です。
(停車してすぐの発車は珍しいです。)
新関門トンネル
さらば九州、こんにちは本州 ということで
小倉から9分で新下関です。
新下関 12時30分着/12時39分着
9分停車
みずほ606号 1本目
のぞみ28号 2本目
新下関で9分停車です。
ここで後続のみずほ606号とのぞみ28号の2本抜かされます。
9分の停車時間を利用して車外に出て通過列車を待ちました。
以降は駅ごとにレポートしていきます。
厚狭 12時48分着/12時49分発
続いて山陽新幹線の中で最も新しい駅でこだましか止まらない厚狭です。
待避設備はあるものの停車してすぐの発車となりました。
新山口 12時58分着/13時1分発
通過待ちはなかったが3分停車
博多から乗車して約1時間の新山口
新山口でも通過待ちはありませんでしたが
謎に3分停車してから発車しました。
臨時ののぞみを通せるようにダイヤを組んでるんだと思います。
山陽新幹線では通過待ちはないけど3、4分停車するということはしばしばあるようです。
徳山 13時14分着/13時22分着
8分停車
のぞみ30号 3本目
徳山で新下関ぶりの通過待ち
山陽新幹線は東海道新幹線と比べて本数が少ないので通過待ちは以外に少ないですが1駅1駅の通過待ち時間が長いのが特徴です。
徳山の駅はカーブ上にあって通過列車は速度を落として通過するのでゆったりとした通過が見られました。
新岩国 13時36分着/13時39分発
3分停車
さくら552号 4本目
新幹線の駅の中でも秘境な新岩国
さくら552号の通過待ちのため3分停車
もはや3分は短いなぁと思うレベルです(笑)
広島 13時54分着/14時3分発
9分停車
13:57 広島始発 のぞみ112号 乗り換え可能
博多から2時間弱で広島
全列車が停車する駅ですがここで9分待ちます。
通過待ちではないですが広島始発ののぞみが先の出発となります。
のぞみやさくらが止まらない新下関〜新岩国の各駅からこだまに乗り、広島でのぞみに乗り換えて、岡山や新大阪方面に速達させるっていうのがこだまの役割ですのでうまいことダイヤを組んでいますね
そうこうしている間に9分が経過し、こだまは再び東へ走り出します。
東広島 14時14分着/14時22分発
8分停車
さくら554号 5本目
こだましか止まらない駅の東広島駅
博多から乗っていって初めての新幹線単独駅です。(新岩国は清流錦川線が一応ある)
東広島駅のホームから撮影した風景
新幹線駅とは思えないのどかな田舎です。
三原 14時34分着/14時38分発
4分停車
のぞみ32号 6本目
三原駅は4分の停車時間でした。
のぞみ32号通過待ちです。
ちなみに三原の北口は三原城の石垣を削っています。
(別日に撮影)
新尾道 14時44分着/14時48分発
通過待ちはなかったが4分停車
三原を発車してたった6分で新尾道駅に到着
山陽新幹線の中で一番短い駅間です。
さすがに通過待ちはありませんでしたが臨時ダイヤに対応するためにすぐに発車せずに4分停車からの発車です。
最近新幹線単独駅に興味が出てきたのでいつの日か下車してみたいですね
福山 14時56分着/15時1分発
通過待ちはなかったが5分停車
広島県東端の新幹線駅
ここでも通過待ちはありませんでしたが5分停車していました。
新倉敷 15時12分着/15時16分発
4分停車
のぞみ34号 7本目
こだましか止まらない駅
のぞみの通過待ち
岡山 15時26分着/15時49分発
23分停車
のぞみ114号 8本目
博多を出発して約3時間半やっとこさ岡山に到着しました。
岡山での停車時間は脅威の23分!
北海道の鈍行列車かな?ってぐらい止まります。
なぜこんなに長時間停車するのかと言うと
こだま850号が岡山を到着してから3分後に発車する岡山始発のひかり516号が岡山〜京都を各駅に停車するため、間隔を空けているのだと思います。
岡山の停車時間を活用して駅ホームにある倉敷うどんのふるいちで
うどんをいただきます!
荷物は車内に置きっぱなので手ぶらで食べております。
うどん一杯食べるのに十分な停車時間です。
うどんを食べている間にのぞみ114号が停車して発車していきました。
広島と同様 こだましか止まらない駅から岡山で速達ののぞみに連絡するために乗り継ぎできるようになっています。
長かったような短かったような23分が過ぎて、岡山を発車しました。
前述したとおり、岡山市発の東京行きのひかり号がこだま号の役割を担っているためだいたいのこだま号は岡山で折り返しとなります。
岡山~新大阪で500系や700系が走るのは微レアと言った具合です。
相生 16時4分着/16時14分発
10分停車
さくら556号 9本目
のぞみ36号 10本目
山陽新幹線の関西圏に来たな!の相生駅
ここでは10分停車し、さくらとのぞみの2本通過待ちを行います。
姫路 16時24分着/16時29分発
通過待ちはなかったが5分停車
姫路では5分停車しました。
のぞみとかさくらが止まる駅でエア退避が多い印象ですね。
西明石 16時40分着/16時49分発
9分停車
のぞみ38号 11本目
西明石で山陽新幹線最後の退避です。(新神戸が退避ができないから)
最後も豪華に9分の停車です。
新神戸 16時58分着/16時59分発
新神戸で厚狭以来の停車してすぐの発車です。(新神戸には待避線がないので)
退避に慣れすぎてすぐに出発すると寂しい思いをします(笑)
新大阪 17時12分着/ こだま748号乗り換え 17時54分発
博多から出発して5時間10分 やっと終点の新大阪駅に到着しました。
ここまででも達成感はありますが距離的にはまだまだ半分で東京は遠いですね…
ちなみに新下関で抜かれたのぞみ28号はこだま850号が新大阪に到着するタイミングあたりで東京に到着
やっぱのぞみは速いですね~
新大阪駅20番に到着したこだま850号は折り返しこだま863号として再び5時間かけて博多へと向かいます。
500系がんばるなぁ
続いて東海道新幹線のこだまに乗り換えます。
新大阪 17時54分発のこだま748号です。
6分前に新大阪のホームに入線
こだまグリーン早得を利用したのでリッチにグリーン車へ
こだまだと新大阪→東京は普通運賃よりこだまグリーン早得のほうが安いです。
グリーン車の座席でくつろぎながら新大阪を発車 これなら長時間乗車でも快適に過ごせますね。
新大阪~米原って新快速の存在が大きすぎるので新幹線であまり乗らないから新鮮なんですよね
京都 18時9分着/18時10分発
全種別停車駅の京都
停車してすぐの発車になります。
次の米原駅まで逃げます。
米原 18時29分着/18時33分発
4分停車
のぞみ244号 12本目
東海道新幹線に入ってから初の退避
東海道新幹線は山手線並みの過密ダイヤですのでこだま号は退避設備がある駅ではほとんど通過待ちを行いますが停車時間は山陽新幹線と比べると短めで最大でも5分となぅています。
長時間停車が少ないので新大阪→東京を4時間を切る3時間54分で走破します。
のぞみ244号が通過
東海道は16両のN700系しか運用されていません。
こだまは遅いイメージがありますがのぞみの進行を邪魔しないために
走行中はかなり飛ばして走行します。
インターバル走のごとく全力で走って駅で休憩するイメージです。
岐阜羽島 18時46分着/18時51分発
5分停車
のぞみ44号 13本目
のぞみ44号の通過待ち
岐阜羽島は岐阜羽島~米原の豪雪愛作のために本線(通過線)2本と副本線(駅ホーム)4本あるので中間駅の中では規模が大きいです。
名古屋 19時2分着/19時8分発
6分停車
のぞみ246号 乗り換え可能 14本目
名古屋で6分停車し、対面でのぞみ246号に乗り換えることができます。
駅ホームにあるきしめん屋が有名ですね
三河安城 19時19分着/19時24分発
5分停車
のぞみ46号 15本目
こだましか停車しない駅で必ずと言っていいほど通過待ちを行います。
向こう側には名古屋行きのこだま号が停車していました。
豊橋 19時36分着/19時41分発
5分停車
のぞみ118号 16本目
新幹線では珍しい地上駅
一部のひかり号が停車します。
またまた向こう側には名古屋行きのこだま号が停車していました。
浜松 19時53分着/19時58分発
5分停車
ひかり662号 17本目
今までのぞみの通過待ちをしていましたがここでひかり号の通過待ちを行います。
通過していったひかりは小田原ひかりなので名古屋~東京で言うと小田原に停車するかどうかの違いなのでほぼほぼのぞみです。
掛川 20時8分着/20時10分発
2分停車
のぞみ48号 18本目
掛川は珍しい線形で上りだと駅の1.2㎞手前から待避線(副本線)があります。
この待避線の長さを活かしてたった2分の停車時間で通過待ちを行うことができます。
たまにこだまが掛川に到着する前にのぞみが通過していく光景をみることができます。Youtubeなどで観ると面白いです。
夜中の静岡県を突っ走る
静岡 20時23分着/20時25分発
待避線があるのにかかわらず停車してからすぐの発車になりました。
新富士 20時36分着/20時41分発
5分停車
のぞみ248号 19本目
東海道新幹線唯一の単独駅
ちなみに北海道の釧路の隣駅に新富士という同名の駅があります。(北のほうが古いらしい)
三島 20時49分着/20時54分発
5分停車
のぞみ50号 20本目
新幹線でもかなり珍しい島式ホームの駅で待避線が本線の内側になります。
なので通過する列車は進行方向左側を通過していきます。
熱海 21時1分着/21時2分発
新神戸と同様 通過線なしの構造で停車してすぐの発車になります。
グリーン車とミスマッチの半額シールが貼られたおにぎりを食べます。
小田原 21時9分着/21時14分発
5分停車
ひかり520号 21本目
小田原で最後の待避を行います。
最後はひかり号の通過待ちでした。
小田原まで来ると東京まであと少しだなぁと感じます。
小田原を過ぎるとあとはスムーズに新横浜、品川、東京と停車していきます。
新横浜 21時29分着/21時30分発
品川 21時40分着/21時41分発
品川~東京の東京に帰ってきたと感じるビル群の街並みが好きですね
東京 21時48分着
新大阪から3時間54分で東京に到着
博多からだと新大阪駅の乗り継ぎ時間を含めると9時間46分かかりました。
長かったような短かったような不思議な感じでした。
所要時間
9時間46分(新大阪駅の乗り継ぎ時間を含む)
総待避時間
153分(2時間33分)
のぞみやひかりなどに抜かされた回数
21回
博多~東京をこだまで乗り通すと合計21回 上位種別に抜かされて
所要時間は乗り継ぎ時間を除くと9時間でそのうち約2時間半が待避時間でした。
次 逆方面でやれ!って言われてもやらないですね(笑)
コメント
こだま 東京発ー博多行き
小田急 新宿発ー小田原行き 各停
京急 三崎口発ー成田空港行き 各停