【秘境駅巡り】京成ワンデーパスで京成沿線を巡ってみる

お得なきっぷ

 

全線乗り降り自由の1日乗車券がない京成電鉄が期間限定で全線乗り降り自由の「京成線ワンデーパス」を発売するとの発表されました。

 

2020年夏に3000円で3回(3人)分利用できる「京成沿線おでかけきっぷ」が発売されていましたが売れ行きが良かったのでしょうか?

 

何にしても京成沿線おでかけきっぷを利用できなかったので1日あたりの料金が値上げされても復活したのは嬉しかったですね

 

早速 京成沿線でどこに行くか 計画を立てました。

 

京成上野駅 ここが一番安く行ける京成線の駅です。

京成線ワンデーパスを2,000円で購入

自動改札も利用できます。

 

クリックしてrailmap_201030.pdfにアクセス

この路線図の上半分の範囲(新京成線・北総線を除く)が乗り降り自由となります。

まずは千原線方面へ向かいます。

津田沼まで京成本線の特急に乗り、そこから千葉線に乗り換えます。

 

京成千原線を走行

単線の路線ですがいつでも複線化できるように用地があります。

なんとなく京急久里浜線末端区間や名鉄知多新線を走っているような感覚です。

 

ちはら台駅

 

京成千原線の終点のちはら台駅です。

京成千原線はもともと小湊鉄道が本千葉から海士有木(あまありき)までを結ぶ計画を立てていました。それを千葉急行電鉄に譲渡し1998年まで運営していました。それ以降は京成電鉄がこの千原線の運営するようになったのです。

 

工事施工認可の申請期限が延長されて期限が2029年の10月までとなっておりますが、果たして5路線は延長されるのでしょうか?

 

改札口

どことなく関西のニュータウンの駅を彷彿させるような造りとなっています。

駅前はマンションとニュータウンらしい広々とした道が広がっています。

ぶっちゃけ言ってこのちはら台は住民のための駅であり特にこれといった観光名所はありませんのでちゃちゃっと折り返して行きます。

 

ちはら台駅の運賃表

京成上野駅まで980円、成田空港までは1250円かかります。

京成鉄道は大手私鉄の中でも運賃が高めに設定されていますが特にこの千原線は千葉急行電鉄の名残で千葉中央から一旦料金を打ち切って初乗り運賃がかかってしまうためより高額になってしまうのです。

 

千原線沿線に住む人もあまりの運賃の高さなので外房線の鎌取駅まで行って千葉方面へ目指す人もいるみたいです。

 

 

大佐倉駅

 

京成電鉄で一番乗降客数が少ない大佐倉駅へやってきました。(2019年度の乗降人員は402人)

一番乗降客数が少ないといっても京成佐倉以降は特急が各駅停車になりますので快速特急以外の全ての種別が停車をいたします。

 

ホームの屋根は1両分にも満たないほど短いです。

自動改札機・券売機も一ヵ所のみです。

大手私鉄の駅らしくない簡素な駅舎が魅力的

 

駅全体図

こうしてみると緑の中に囲まれていますね

なぜこんなところに駅を作ったのかがとても気になります。 (隣の佐倉や酒々井は駅間が2キロでありそれほど離れていません)

 

快速特急が勢いよく通過する

 

大佐倉駅周辺を散策してみます。

少し離れたところで住宅街が一軒もなくなり緑だらけになってしまいました。

 

そして反対側は田んぼが広がっています。カエルの鳴き声がゲロゲロと響いています。 良い感じの田舎です。

 

本佐倉城跡 遺構がはっきりと残っているので国の史跡に指定されているみたいです。それ以上でもそれ以下でもないので駅に戻ります。

 

快速特急がまたもや通過する。

 

 

宗吾参道駅

 

成田の二つ手前の宗吾参道駅

この駅名の由来となっているのは東勝寺(宗吾霊堂)の参道があるから宗吾参道駅と名付けられたようです。

 

大昔にこのあたりにあった宗吾駅から成田山新勝寺を結ぶ成宗電気軌道という鉄道があったみたいです。

宗吾参道の灯篭

駅の近くに宗吾車両基地があります。

車両がよく見えるスポットを探しましたがあまり良いスポットは見つかりませんでした。

 

 

東成田駅

 

大佐倉駅と対をなす存在が東成田線の東成田駅です。

この駅は1978年に開業し1991年生まれは成田空港駅として機能していました。

(そのため駒井野信号場では直進方面が東成田駅で分岐方面が空港第2ビル方面となっています。)

 

1991年に現在の空港第2ビル、成田空港駅ができてからは空港最寄り駅としての威厳はなくなり、成田とその先の芝山鉄道の芝山千代田を結ぶローカル輸送の途中駅と成り下がってしまいました。

 

東成田駅構内

地下駅で全体的にどんよりとしていて、人もおらず不気味な雰囲気を醸し出しています。

 

不気味な雰囲気の要因として使用されてるホームの向かい側にあるホームが少ししか明かりがついておらず全体的に暗いです。

 

スマホのカメラで覗き込むと駅名標が「なりたくうこう」となっていて空港アクセス駅として機能していた当時のまま放置されています。

つまりここ30年何も手をつけていない状態ということになりますね

古びたエスカレーター

もう一機は閉鎖されています。おそらく今の駅の需要では要らないと判断されたんでしょう

 

階段を上がって改札階に来ました。

放置されたホーム側は仕切りで仕切られていて一般客は立ち入りできません。

改札を出るとだだっ広い広場があります。その一角にいつぞやの時代がわからない顔がない壁画がありました。ただでさえ不気味なのにこんな不気味な絵を見せられたらさらに強くなってしまいます。

 

開業当時の東成田駅(旧成田空港駅)の様子が分かるポスターがありました。

現役の時は不気味な感じではなく京成上野みたいなターミナル駅の風格を漂わせていますね

 

地上に出てみるとここどこ?というくらい外れに出てしまいました。

やはり搭乗口から遠かったためにアクセスが悪く駅の移転を余儀なくされてしまったのでしょう。

 

 

東成田駅から空港第2ビル駅までの連絡通路があります。

ここから500mもの長い通路を歩いて行きます。

どことなく関門人道トンネルのような雰囲気があります。

 

通路はとにかく殺風景でどれくらい前なのか分からないポスターが何枚かあったぐらいです。

あまりに無機質すぎてこのまま無限に続く通路だったらどうしようと不安になってしまいました。

 

というホラー要素は起こるわけもなく無事、成田空港第2、第3ターミナルに到着しました。

展望台から飛行機を眺めます。

海外行かないからあんま成田空港って使わないんですよね 行くだけでも大変ですし

 

成田湯川駅

 

成田湯川は成田スカイアクセス線が開業した時に開業した京成線で最も新しい駅です。

新幹線の駅によくある2面2線で2日に通過線がある構造をしています。

この中の通過線をスカイライナーが爆速で通過していきます。

 

成田湯川に下車したのはいいのですがとにかく駅周辺に全くと言っていいほど何もありません。 成田に向かう時は京成線に乗るよりバスで行った方がよっぽど安いです。

 

しかも電車の本数も多くて1時間に2本(40分に1本)しかないので利便性が悪いです。

アクセス特急を退避させるためにおまけ程度に駅を設置したような感じですね。

 

JR成田線とクロスしていますが成田線の駅はありません。JR と京成で空港アクセスの客を取り合ってるわけですからここに駅を造るわけにはいかないのでしょうね

何もなさに耐え切れず再び成田空港へと戻ったのでありました。

 

 

京成沿線の秘境駅を巡ってきました。今回行けてなくて面白そうな場所もまだまだあると思いますので機会があれば是非巡ってみたいと思います。

 

京成ワンデーパスの売上が良くてこの通年発売にならないかなと期待しています。

千葉方面のフリーパスが貧弱なので…

 

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