【1周しない山手線で品川新宿ライン爆誕?】2021年10月の渋谷駅改良工事による山手線内回り運休を観察

鉄道

こんにちは!

ゆうひ
ゆうひ
毎日出社で山手線にほぼ毎日乗っている

筆者ゆうひでございます。

山手線渋谷駅改良工事で山手線内回りが52時間運休

2021年10月23,24日にかけて渋谷駅内回りホームの改良工事を行っていました。

そのためこの2日間は山手線の内回りは終日運休でした。
(外回りは通常通り動いていました。)


この動画で渋谷駅改良工事について詳しく説明しています。

運休時間は52時間におよび、山手線で過去一番なので
大規模な工事だったことが伺えます。

東京の大動脈である山手線が運休となるのですから大多数の人に影響を及ぼすのでそれなりの代替手段はJRのほうで立てていました。

山手線運休で起こった変則ダイヤ

・山手線内回り電車が池袋、大崎で折り返し運転
・埼京線、湘南新宿ラインの増発
・相鉄直通線の池袋延長
・新宿~品川で山手貨物線を走行する臨時列車を運転

もの珍しいダイヤのオンパレードだったのでこれは現地に行って直接確かめたいと思い、運休ダイヤの観察に行ってきました。

実際に運休の様子を観察してみた

外回りしか走っていない山手線

新宿駅にやってきました。
通勤でいつもここから乗り換えていて見慣れた光景ですが
駅員さんが運休している旨を知らせるように立っていました。

ホームに降りてみると休日の真昼間なのにガラガラです。
案内表示も何も書いていません。 

駅員さんの呼びかけによりホームに並んでいる人はいません。
隣の代々木駅には中央・総武線の各駅停車で、原宿へはいったん渋谷に向かって外回り電車で移動という形になります。

流石にこの日は特例として折り返し乗車が認められたみたいです。

外回り電車に乗って移動します。
普段なら1分以内に対向の電車とすれ違いますがこの日はすれ違わないので少々不気味に感じます。

通常では2分に1回来る山手線ですが間引き運転が行われていて4分に1回のペースでした。

山手線唯一の単独駅の目白
内回りのホームドアはずっと閉まったままです。
行けないことですが内回り側は身を乗り出しても危険ではありません。
(普段は絶対にやらないでくださいね)

 
 
 
 
 
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埼京線や湘南新宿ラインの線路は本数を増発しているため、列車が詰まり気味でした。

運休の情報を知ったとき外回りも内回りも運休すると勘違いしていてこの駅の利用客はどうするんだろう?と思いましたがそれはなかったようです。

池袋から目白に向かうときは埼京線で新宿に出て、外回りで3駅進んでようやく目白になります。
(もはや歩いた方が早い気がします(笑))

めったに見れない山手線の折り返し運転
内回りの運休区間は池袋〜新宿〜大崎でそれ以外の大崎〜東京〜上野〜池袋は内回りが動いていました。
 
池袋と大崎で折り返しを行って
内回りだと外回り方面へ
外回りだと内回り方面へ
折り返していました。
 
山手線では通常 一度一日の運用についたら同じ方面へぐるぐると回るので山手線が折り返し運転するというのは非常に珍しい光景となります。


池袋に来ました。

大塚方面から来た内回り電車は池袋で外回りへと折り返して運転していました。

 
 
 
 
 
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池袋終点の電車は6番線に入り、一旦 目白側にある引込線へ回送して
8番線に入線して発車していきます。

普段 日中では運用されていない外回りの大崎行きです。

7番線では通常の外回り電車が発着しており、その合間を縫って8番線から池袋始発が発着します。

発車を待つ車内の様子
東京の大動脈の山手線で人が全くいない様子を見られるのはかなり貴重だと思います。



続いて大崎側の様子を観察してみます。
品川から乗って大崎へ向かいます。

余談ですが品川2番線も京浜東北線と同一ホームで乗り換えられるように改良するためこの光景ももうすぐ見納めになります。


品川方面から来た外回り電車の一部が4番線に入線して
大井町にある留置線に回送して1,2番線から内回りへ折り返していました。

内回り方面へと折り返していくので1,2番線で交互の発車でした。

行先表示が大崎駅なのに次は池袋とバグっていました。

こちらが正しい表示です。

池袋まで延長した相鉄直通線列車
相鉄線直通の電車は通常 新宿止まりですが
この2日間に限っては池袋まで延長運転されていました。

 

池袋の電光掲示板に海老名行きの表示
日中ではお目にかかれないものです。

池袋に停車中の相鉄12000系

相鉄車の相鉄12000系が新宿より北を走るのは珍しい!と思っていましたが定期で平日の朝に運行していたようです。


電車内の電光掲示板

他路線への振替輸送ができました
外回りは運行していましたが乗客の不便を被らないために
東京メトロ(全線)
都営地下鉄(全線)
りんかい線(全線)
西武線(新宿線、池袋線 所沢までと有楽町線全線)
東急線(東横線、目黒線 武蔵小杉まで、大井町線 大井町~自由が丘、池上線、多摩川線全線)
京急線(泉岳寺~品川)

で振り替え輸送ができました。


目黒から新宿に東京メトロで移動します。
外回りは動いていますが方向の制約はなく定期券を有人改札で提示することにより、振替輸送を利用することができます。

振替輸送を悪用するのは望ましくないですがこの2日間に限ってはJRの乗車券、定期券。企画乗車券を持っていると様々な鉄道会社に乗車することができたようです。

山手貨物線を走行する新宿~品川 臨時列車
山手線内回り運休で1番のハイライトと言われていたのが
新宿〜品川で山手貨物線を使用して臨時列車を走らせることでした。
 
山手貨物線というのは品川〜田端で山手線と並行する貨物線のことで現在は、湘南新宿ラインや埼京線が線路を使用しています。
 
その山手貨物線で大崎〜品川(正確に言うと横須賀線と合流する目黒川信号場)は定期列車が成田エクスプレスしかなく普通列車の運用はありません。
 
なので新宿〜品川を山手貨物線を使用して運行させるというのは非常に珍しいことだったのです。
新宿〜品川を結ぶ、臨時列車の品川行きは新宿駅では2番線から1時間に2本程度で運行していました。
 

臨時列車の停車駅は

渋谷、恵比寿そして品川です。
山手貨物線は大崎駅にはホームがないので通過となります。

そして入線してきました。
臨時品川行き
E231系・E233系の15両編成での運行でした。
グリーン車も連結していましたが通路扱いとなっていたみたいですが
通路であるはずのグリーン車に多くの人がいました。

みなさんそんなに通路にいたかったんですかね??

新宿を出発しました。
山手貨物線を走る様子をしっかりと見ておきたいので進行方向右側のドアにべったりとくっつきながら車窓を眺めました。

自動放送はなく車掌さんの肉声で案内をしていました。
電光掲示板の表示もなかったです。

成田エクスプレスでは味わうことができない通勤電車での山手貨物線の走行なので貴重な体験です。
といっても大部分は湘南新宿ラインの路線なんですけどね(笑)


大崎駅手前で湘南新宿ラインの線路である大崎支線と分岐して
普通列車が定期で運行されない山手貨物線の区間に入りました。

 
 
 
 
 
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臨時列車 大崎駅通過の様子 

心地よいスピードで大崎を通過していきます。


レアな区間は一瞬で終了し、横須賀線と合流する目黒川信号場にゆっくりと進入していきました。


横須賀線15番線ホームから撮影

品川駅 14番線に停車中の臨時列車 横須賀線ホームに湘南色の列車が入るのは珍しいですね

せっかくなので折り返しで北行の新宿行きに乗車します。


渋谷駅の工事の様子を間近に見ることができました。

新宿~品川の臨時列車を北行・南行 両方乗車してきました。
定期運用で運行してほしいですが埼京線、湘南新宿ライン、相鉄直通線と山手貨物線の容量がパンパンなので難しいかもしれませんね

外回りのホーム工事も近日行われる予定
10/23,24で行われた山手線渋谷駅改良工事に伴う山手線内回り電車の運休の様子を観察してきました。
 
工事後の渋谷駅はホームが若干広くなったような気がします。
 
今回は内回りホームの工事ですが外回り側のホームも拡張して13mものホーム幅にするので近いうちに外回りを運休させて工事をすると考えられます。
 
そうした場合にはまた今回のような珍しい変則ダイヤが生まれるかもしれないのでその時も現場に行って様子を見てみようと思います。

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