【JR路線を一切使わず東京から熊本に行くとどうなる⁉】私鉄・ローカル路線バス・フェリーで東京→熊本を移動 JR禁止の旅 第1夜

旅行

はじめに

ゆうひ
ゆうひ

おはようございますっ!

わたくしは今、東京も東京、東京駅丸の内口にいます。

世間はGW初日、しかも3年ぶりに何も制限が課されていないGWということで浮き足だっていると思います。

筆者ゆうひも例に漏れず、GWでしかも10連休あります。

長期休みがあったらある企画をしたいとずっと温めておりました。

本音を言うと人混みが多いし、宿も暴利と言っていいほど高騰している大型連休に旅をしたくないのですが、
筆者ゆうひはしがないサラリーマンでカレンダー通りの会社、若手社員で有給休暇付与数もまだ少ないということで仕方ないです。

観光地には行かないので割を食うのは宿の手配くらいだと信じたいです…(笑)

さすがに色んなとこを数多く行っており、普通に旅をするだけでは物足りなく感じてきました。

大富豪も縛りがあると面白くなるのと同様に縛りがあると様々な創意工夫が生まれます。

過去に写真撮ふ影を禁止して出かけてみたという記事を投稿したのですが

今回の企画も「ある」縛りを加えてみました。

その縛りというのが

これです。

そう 今回はJR路線を一切使わずに
東京から熊本に行こうと思います…!


東京→熊本 JR禁止の旅

6泊7日で東京→熊本 JR禁止の旅を実施していこうと思います。

公共交通機関を使う旅だったら必ずJRを利用すると思いますが今回は一切使わずに熊本県の天草にある崎津教会まで移動しようって話です。

東京→熊本 JR禁止の旅 ルール


ここで今回の旅のルール説明てすが
ここ東京駅から熊本県天草市河浦町崎津にあるカトリック崎津教会を目指します。


なぜ天草の教会?
単純に天草に行ったことなくて行きたいからです。(単純)

・崎津教会に到着するまではJR路線の利用は一切禁止!
・利用できるのは私鉄路線(第三セクター含む)
、高速道路を通過しないバス(路線バス、コミュニティバス、観光バス、送迎バスなど)、寝台を持たないフェリー、はたまた徒歩です。

徒歩はバス路線が全くない場合に限ります。ある場合は徒歩移動は最小限にします。

・もちろん飛行機や高速バスなどの遠い目的地に一気に行けるものも禁止です。

要は某ロ〇カル路線バスの旅に私鉄路線とフェリーを加えたルールになっています。

ちなみにこの旅の元ネタになったのが


最長片道切符の旅や時刻表2万キロでおなじみの故・宮脇俊三の「旅の終りは個室寝台車」に掲載されている「東京-大阪・国鉄のない旅」です。

宮脇先生は新宿から大阪の難波まで一日で国鉄を使わず移動したようです。

昔、叔父ちゃんが持っていたであろう「旅の終りは個室寝台車」を祖父母の家に長期滞在していたときに読んだことがあります。

新松田→沼津、沼津→静岡、静岡→浜松
とバスで突き進んでいるので

当時は都市間を結ぶバスがそこそこあったらしく1日での移動が可能だったみたいですね

でこのJR禁止の旅 ネットで検索してみると
結構やっている人は多いのですが、
さすがに東京から四国、九州方面を実践している人は軽く調べた限りでは見つかりませんでした。

路線バスって運賃高いですし四国、九州方面だと時間もそれなりにかかるので時間とお金を持ってる人じゃないと厳しそうです。

筆者ゆうひも偶然、長期休みができてこの旅がやれるようになった訳ですし

東京→熊本 JR禁止の旅 本編

首都圏を抜けるのは余裕

さて前置きが長くなりましたが
いよいよスタートです!

計画では7日目に天草に到着予定ですが果たしてどうなる事やら…

同行者も誰もいないので1人心の内で熊本行くぞぉ!って静かにスタートさせました。


まず、いきなり東京駅を背にして皇居方面へと向かいます。

私鉄で西に向かうなら小田急だ
ということで小田急線に出やすい路線 千代田線に乗るために二重橋前駅に向かいます。

まさかの最初は東京駅ではないという展開です。

少々迷いながらも二重橋前駅に到着


金券ショップで購入した東京メトロの回数券土休日用で改札を通ります。

二重橋前 9:12 → 代々木上原 9:31



来た電車は東京メトロの車両です。
千代田線は常磐線に直通しているのでJR車も来ます。
JR禁止の旅なのにJR車に乗るというのはグレーゾーンな感じですがメトロ車が来たのでそれは置いておきましょう。


20分弱乗って小田急線と合流する代々木上原に到着


ここで土休日券を回収するために一旦改札を出て小田急の株主優待券で再び改札に入りました。


GW前だったのか鉄道の経営難で株を手放した人が多いのか分かりませんが
小田急の株主優待券がやたらと高騰しており、新宿西口の金券ショップ激戦区でも630円で販売されていました。(期限も1ヶ月しかない)

一方 東武の株主優待券は660円で販売されていました。
こちらは相場より100円安いので何故こんなにも安いんだ?と疑問に思ってしまいました。

もしJR禁止の旅が東北方面を目指したら間違いなく東武の株主優待券を購入していましたね。

北方面のJR禁止旅トライしてみたいです。

代々木上原 9:35 → 相模大野 10:03

快速急行 藤沢行きに乗り換え


複々線をスムーズに走行


登戸手前で多摩川を渡り、神奈川県に入ります。


新百合ヶ丘 いつも多摩線を使って小田急を利用するのでここから先は見慣れた景色です。

相模大野 10:05 → 小田原 11:04

相模大野で町田始発 6両の急行 小田原行きに乗り換え

急行と名乗っているものの2022年3月の改正で急行は本厚木より小田原方面は各駅停車になったので相模大野から1時間かかります。

やはり経営難だからどこの鉄道会社も本数減らして停車駅も多くなっていますね

乗り換えるとかなりの乗客がいました。
リュックサックを背負っている人もいたので
箱根に向かう人たちかな?と思いましたが伊勢原や渋沢で大半が降りていったので丹沢に向かう人たちだったようです。

箱根だったらロマンスカー使いますよね

宮脇先生のルートは新松田でかつてあった富士急行バスで沼津に向かったようですが、
2022年現在はそんな長距離バスはなくそのまま小田急線に乗って小田原へ向かいます。

開成〜小田原の6両編成しか対応していない
栢山、富水、螢田、足柄に停車していき、小田原に到着

小田原 11:13 → 箱根湯本 11:27


箱根登山鉄道に乗り換え
乗り換えるとキャリーケースを持った人が沢山みうけられました。箱根は盛況みたいです。

ただ筆者ゆうひにとって箱根は通過点、箱根を越えて三島に行きたいのです。


三島に行きたいのならば、隣にある緑とオレンジの電車に乗れば良い

そう誰もが言いますが、それができないのが今回のJR禁止の旅です。


箱根湯本付近
渋滞していました。ここら辺は平日でも渋滞しますからね

箱根湯本 11:38 → 強羅 12:19


本格的な山登り路線の登山電車に乗り換え
標高500m近く登っていきます。

3度のスイッチバックでゆっくりと進んでいきます。

熊本に向かっているんだよな…?
と自問自答しながら過ごしていました。


強羅に到着
首都圏から私鉄で行ける西の限界が強羅になります。(一応ケーブルカーはありますが)

ただ単に端の強羅まで企画的に行きたかっただけで三島方面の東海バスの発バス停がある元箱根港方面は小涌谷駅が近いです。


よって徒歩で小涌谷方面へ戻ります。
この雨の中で…


二の平入口バス停

雨が強い…

二の平入口 12:57頃 → 元箱根 13:15 頃

定刻より5分遅れてバスがやって来ました。

バスの中で家から持ってきたチョコパイを食べようと思ったら大部分が粉砕しており悲しい気持ちになりました…笑

三島でのルート選択

元箱根港 13:25 → 三島駅 14:18

元箱根港から東海バスが出ており、三島に抜けることができます。


元箱根港の時点で乗客は筆者ゆうひのみでしたが三島に到着する頃には満員でした。

三島から静岡方面に抜けるためには2つのルートがあります。
まずそのまま沼津、富士を通るルート
そして西伊豆に行って駿河湾フェリーで清水に向かうルートがあります。

西伊豆フェリールートは電車、バス、フェリーと続いているのが明白でこのルートで静岡に行こう!と思ったのですが

この日は天気が悪く、現に土砂降りでうんざりしていました。

北海道の某所で起こったフェリー事故もあって天気が悪かったら欠航するのではないか?
と思いました。

今朝フェリーの運行情報を見てみると自分が利用する17:45の便だけ運行するかどうか未定で15:20頃に運行するかどうか決定するみたいです。


現在14:20で1時間ほど待てば運行するかどうかが決定されますが、
もしフェリーが欠航になって沼津・富士方面に進むしかない場合、14:50の沼津行きのバスに乗らないと静岡に到着することは不可能になってしまいます。
つまり、この時点で運行が未定なので欠航のリスクも考えて沼津・富士方面に進むしかありませんでした。

ちなみにこの日は通常運行したみたいです。
マジですか…

三島駅 14:50-→ 沼津駅 15:19

沼津・富士方面に移動を決定したので愚直に西に進みます。

三島までは1回乗ったことある鉄道・バス路線ですがここからは初めて乗車します。

バスの運賃は400円、一方 東海道線の運賃は190円なので倍以上の運賃を支払って時間もかけて移動することになります。

バスの方が高いというシチュエーションが今後も何度も続きます。

沼津駅 15:30 → 東平沼 16:09


ここからは会社が変わり富士急バスになります。
沼津より西に向かうには東平沼で一旦下車して吉原方面に乗り継ぐ必要があります。

東田子の浦行きというのもあったのですが吉原方面との乗り継ぎが悪かったので東平沼経由にしました。

沼津時点ではそこそこの乗客がいましたが東平沼到着時点で乗客は筆者ゆうひのみでした。

東平沼バス停
あるのはパチンコ屋くらいで休憩がてらトイレに行きました。

東平沼バス停はだだっ広いスペースがあるので到着したバスは一旦広いスペースの隅に待機して再び折り返すというシステムでした。

吉原中央に向かうバスは1日1本しかない模様

待合室の屋根が破損しておりました。
この土砂降りの中 こりゃキツいぜ…

東平沼 16:27 → 吉原本町 17:01

吉原中央に向かう1日1本のバスに乗車
岳南電車に沿って走行します。

吉原の街に近づいてくると工場を間近に見ることができます。

路線バスがない区間をどう突破する⁉

吉原本町バス停
アーケード街なので雨が降っていても傘ナシで移動できますね

現在いる場所は富士市で静岡市は隣にあります。
しかし駿河湾フェリーの選択肢をとらなかった場合、この富士から清水までJRを使わない移動というのは至難の業になります。

なぜなら蒲原~興津までの間にバス路線が存在していないからです。
この神原~興津の区間は2019年9月まではバス路線があったみたいなのですが廃止されてバス路線が空白になってしまいました。

この大雨の中 10㎞も歩かなくちゃいけないのか…
と絶望したいところですがちゃんとJRを使わないで静岡に抜ける方法が存在します。

それは駿河健康ランドの送迎バスを利用する方法です。

駿河健康ランドはJR東海道本線の興津駅ちょい東にある入浴施設で
富士~駿河健康ランド、清水~駿河健康ランドを結ぶ無料送迎バスがあります。

これをうまく活用すればバス路線空白地帯をうまく切り抜けて静岡に行くことができます。
(無料送迎バスですがきっちり施設を利用しないとダメみたいです。)

今いる吉原本町にも送迎バスが来るみたいなので
バス停に行ってみると…

ただの公園である

この木の元公園という場所が駿河健康ランドに向かう送迎バスのバス停みたいなのです。
この公園に来た時、「本当にこんなところにバスが来るのか…」と不安になりました。

なんせ駿河健康ランドの送迎バスがここに止まります!という目印すらも見当たらないので不安になるのも当然です。

これで送迎バスが来なかったら初日にしてこの企画はTHE・ENDになります。公式サイトにこの公園に止まるって書いてあるなら信じて待つしかないんですけどね

神社の境内で雨宿り 相変わらずひどい雨だ…
3分おきくらいに「熊本に向かってるんだよな…?」と頭の中で自問自答を繰り返していました。

お腹が空いたのでスーパーで購入した黒はんぺんフライを立ち食いしました。
なんだろう… 雨の中 一人寂しく黒はんぺんフライを食べている自分に虚無を感じました。
初日から思いやられるなぁ…

第2夜に続く

次回
・スプラッシュマウンテンのような激しい走りだ!
・JRなら1時間・1000円もかからないところを4時間・3000円かけて移動するからもううんざりよ
・バスの現金払いなんて精算に時間かかるからいいことないね

 

行程ルート

 

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