【JR路線を使わず1400㎞の旅路終焉!】私鉄・ローカル路線バス・フェリーで東京→熊本を移動 JR禁止の旅 最終夜

旅行

企画概要・前回のあらすじ

東京から熊本にある天草・崎津教会まで私鉄・路線バス・寝台設備のないフェリーで乗り継いで移動するJR禁止の旅

ルールとしてはJR路線・高速道路を走行する

高速バス・飛行機・寝台設備のあるフェリーの乗車は一切禁止!

それを東京駅から熊本県天草市にある崎津教会までの全行程7日間執り行います。
普段とは異なる移動で四苦八苦しました。

https://www.yuyusora.com/%e3%80%90jr%e8%b7%af%e7%b7%9a%e3%82%92%e4%bd%bf%e3%82%8f%e3%81%9a%e3%81%84%e3%82%88%e3%81%84%e3%82%88%e4%b9%9d%e5%b7%9e%e3%81%b8%e5%88%b0%e9%81%94%ef%bc%81%e3%80%91%e7%a7%81%e9%89%84%e3%83%bb%e3%83%ad/


前回は愛媛県伊予市から九州行きのフェリーが発着する佐田岬半島にある三崎港行きの特急三崎線に乗車

その後 佐田岬などを観光し、フェリーで九州に渡る。


渡った先は大分県の佐賀関で、大分バスで大分・別府と移動を行った。

別府からは熊本まで一気に行ける九州横断バスに乗車


一気にゴール 天草がある熊本県に突入し
黒川温泉に到着。小休止を行った。

ゴールの可能性は十分に高くなったが、
あることをやらかしたせいで大ピンチを迎えることになるのである…


旅の終盤にして大ピンチを迎える…!

黒川温泉でまったりして英気を養ったので再び熊本方面に向かいます。

ですが次の九州横断バスまで時間があるので
もう1箇所 寄り道することにします。

黒川 13:06 → ゆうステーション 13:36

乗車したのは産交バスの路線バスです。
バスと言ってもマイクロバスで産交バスの田舎の路線バスはマイクロバスで運行する路線がちらほらとあります。

このマイクロバスで小国町にあるゆうステーションへと向かいます。


ゆうステーション 到着

小国町で有名なジャージー牛乳入りのソフトクリームを嗜む


ここにはかつて久大本線の恵良駅からここ小国を結ぶ宮原線(みやのはる)が運行していたみたいです。

ゆうステーションはかつての肥後小国駅で
肥後小国駅の住所が小国町大字宮原どったことから宮原線と名付けられたみたいです。

ソフトクリームを食べましたがひとまず昼食をとっていないので少々歩いてドライブイン風車という店に来ました。

ここで赤牛丼を食べます。

赤牛丼を注文したのですが、ゆうステーション周辺でグダグダしていたせいか次の阿蘇行きのバスまで時間が押していました。

せっかくの高級な赤牛丼を急いで食べるのは忍びないな〜と最初は思っていたのですが、
GWでそこそこの客がいたこともあり、赤牛丼が提供されるまで時間がかかっていました。

もし、阿蘇行きのバスを逃しても九州横断バスがゆうステーションあたりに来ると思うから逃してもいいか!

と思い、阿蘇行きのバスは逃しました。
ちなみにこの時、14時半すぎだったのですが阿蘇行きのバスはこれが最終でした。
(本数が少なすぎる)

阿蘇での自由時間を犠牲にして赤牛丼をじっくりと味わいました。

バスを逃してしまったのでドライブイン風車で買っているであろうDeerを見物



九州横断バスのバス停があるところは小国町の町役場ね ってことで小国町町役場へと向かいます。

現在時刻は15時過ぎでバスの時間は15時36分でその30分後の16時6分に黒川温泉始発の最終の九州横断バスがありました。



15時36分のバスに乗って内牧温泉周辺で降車して30分後のバスに乗り換えようとも考えましたが内牧温泉の最寄りのバス停の阿蘇プラザホテルが微妙に内牧温泉まで距離があったので断念しました。

このまま大人しく熊本に向かって今日は終わりかぁ〜 味気ないなぁと思いとぼとぼと歩いて15時20分

小国町町役場に到着しました。

まだバスの時間に余裕があるなぁと退屈な気持ち半分と違和感が半分ありました。


町役場の前の道が2車線分もなく、大型バスが通行するには狭い気がしました。

とりあえず「九州横断バス」と書かれた停留所を探しますが…
停留所はありませんでした。

?とはてなマークを浮かべ、もう一度スマホで調べてみると
どうやら九州横断バスの停留所はここ小国町町役場ではなく、「南」小国町町役場だそうです。

この事実を知った瞬間 ぞワァーと血の気が引きました。

そして次の瞬間 早くその南小国町町役場に向かわねば!と焦燥感に駆られました。

阿蘇行きのバスは逃してはいけないバスということをこのとき実感しました。

後悔しても致し方ないので
すぐにGoogleマップを立ち上げて小国町町役場から南小国町町役場までの距離やルートを調べました。
Googleマップによると南小国町町役場は小国町町役場から3.5kmの距離にあるそうです。

ちょっと歩いていくには厳しそうか?
と回らない頭で考えて、途中でバスに乗って南小国町町役場に行けないかと近くのバス停で時刻を見てみましたが本数が少ないので最終の九州横断バスには間に合いそうにありません。

なので歩いて向かうしかねぇ!ということでダッシュか早歩きで南小国町町役場へ向かうことにしました。

現在時刻が15時20分過ぎで最終の九州横断バス 南小国町町役場の発車時刻が16時6分なので40分とちょっとの猶予があります。

だいたい2kmを歩いて20分ちょっとで歩ききるので単純計算では間に合うことが分かり、ほんの少しだけ安心しました。

途中歩いているとコミュニティバスのバス停を見つけました。

バスの時刻を見てみると南小国方面で15:43にバスがあります。

よっしゃあ!ラッキー!
と思ったのも束の間で


時刻表の下を見てみると月曜〜金曜(祝日除く)運行です。
と書いてありました。
くっ! ここで祝日ということがアダになるとはっ!

諦めて再び南小国町町役場へ歩みを進めました。

バスの時間になって来ないことを知っていたらホントに間に合わなくなりそうでした。


Googleマップを、適宜見ながら最短ルートで歩いていきます。

もう残り道なりに沿っていけば着くだろう道に差し掛かったとき、スマホの充電が10%を切り、節電モードに入ったため、マップが見れなくなってしまいました。

リュックの中からモバイルバッテリーを取り出せば充電して節電モードを解除できますが
そんな時間もないのでとにかく真っ直ぐ道を進みました。


そして15分後…



何とか南小国町町役場に到着しました。
切羽詰まってた割には時間に余裕を持って
到着することができました。

バスは定刻通りに到着しました。

南小国町役場前 16:06 → 熊本桜町バスターミナル 19:10

無事バスに乗車
安心と同時にドッと疲れがきました。

この最終の九州横断バスは黒川温泉始発なので車内は空いており、快適に過ごすことができました。
移動時間で貯めてたアニメを消化します。

阿蘇を越えて熊本に向かいますが道路混雑が酷く、ノロノロと走行していました。


雄大な阿蘇の景色を楽しむ
道路渋滞のため所定の時刻より大幅に遅れて熊本桜町バスターミナルに到着しました。

バスに乗れるか乗れないかのアクシデントがありましたが持ち前の対応力?のおかげで熊本まで来ました。

熊本から先、天草はJR路線がないので高速道路を利用しなければルール上、大丈夫です。

6日目は熊本でおなじみの快活CLUBの鍵室個室に泊まって、明日最終日でゴールの天草に向かいます。

熊本桜町バスターミナル 8:29 → 熊本港フェリーのりば 9:02

翌日、熊本桜町バスターミナルから熊本港に向かいます。

天草までのルートとしては一旦、熊本港でフェリーに乗って長崎県の島原半島へと向かい、島原半島の南側にある口之津港で天草行きのフェリーに乗船し、そこからバスに乗り継いでゴールの崎津教会まで向かう算段です。

島原行きのフェリーの連絡バスなのでそこそこの乗客を乗せて発車

熊本港は埋立地に立地しているので何もないところをひた走ります。

熊本港に到着しました。

熊本港 9:25 → 島原外港 9:57頃

島原外港行きの高速船に乗り換え

ちなみにSUNQパスではバス路線のみならず一部のフェリー航路もフリーパスの対象となりこの熊本フェリーもSUNQパスで有効です。


高速船なんで熊本港と島原外港を30分で結びます。

島原外港 10:07頃 → 口之津港 11:10頃
島原外港に到着し、乗り継ぎのバスの発車時刻まで時間がないので急いでバス乗り場へと向かいます。

しかしバスはまだ来ていなかったので
乗り遅れたか?

と思いましたがバスもやや遅れてバス停に滑り込みました。


島原外港から口之津港まで1時間乗車するので長いです。

元々この島原外港から南の区間は
島原鉄道が運行していましたが2008年に廃線となってしまったため、代わりにバスが運行し始めました。

島原鉄道の廃線跡の遺構を見ることができます。
廃線跡って妙にワクワクしますよねぇ

天草行きのフェリーと接続する
口之津港に到着

口之津港の入り江
イルカウォッチングができるみたいです。

口之津港近くの松田屋老舗でカステラの切れ端というレア物を購入。
レア物なのに一般のカステラと比べて安値だったのでコスパは良いです。

ちなみにこの松田屋カステラ本舗は2店舗あり、今回訪問したのは、駅前店でした。

この店の近くに口之津駅が存在していた名残で「駅前店」となっています。

口之津港 11:45 → 鬼池港 12:17頃


さぁゴール地点の崎津教会がある天草へ
島鉄フェリーに乗船します。

この島鉄フェリーもSUNQパスに有効なフェリーになっています。

で堂々とスマホでSUNQパスを提示したら
係員のおっちゃんに
「この切符じゃ乗れないよ!」
と一蹴されてしまいました。

そんなバカな!と思いつつ、説得をしようとしたら後から乗り込んだ乗客のおっちゃんに
「それSUNQパスでしょ?」と言われ、
係員のおっちゃんがあぁ!と納得して船に乗ることができました。

口之津港を出港
30分と短い船旅です。

島原半島を離れて天草へ

天草の玄関口の鬼池港に到着
天草を代表する人物 天草四郎時貞の像が建っています。

トナカイではなくイルカがソリ?を引く
季節が真逆なサンタのモニュメント

鬼池港 12:23頃 → 本渡バスセンター 13:10頃

鬼池港から天草で一番栄えてる街の本渡へと向かいます。
乗るのはおなじみ産交バスです。

島原半島で乗った島鉄バス以外、全部産交バスですね
熊本は産交バスに支配されているのでしょうか?
マイクロバス型で燃費の悪そうなエンジン音を掻き立てながら走行します。

本渡バスセンターに到着

下田温泉行きのバスに乗車
天草は交通機関がバスしかありませんがICカードに対応していました。


本渡の街から離れると田んぼと山ばかりの車窓が広がります。

本渡の街から離れると田んぼと山ばかりの車窓が広がります。

日本の景色の大体は田んぼや山ということで珍しくはないよなぁとか考えながら乗っていたらウトウトして気がついたら

終点の下田温泉に到着していました。

閑静な温泉地で良い雰囲気です。
ここでゆっくりしていきたいですが乗り継ぎ時間が短いので断念です。



下田温泉 14:05 → 崎津教会入口 14:49
いよいよ長かったJR禁止の旅最後のバスになります。

としみじみ思うところですがやってきたのは先程乗ったバスです。


下田温泉で乗客を一旦降ろして、施設の脇にある駐車場に5分くらい待機してからまた崎津方面に行くバスとしてやって来ました。

どうせ同じバスに乗るんだったらそのまま乗せてってくれよ!
と言いたいです。今回は違いますがICとかで乗っちゃうとまた初乗りから計算される訳ですし…

Uターンしてきたバスに乗ったのは先程本渡から乗ってきた乗客と同じ人で余計にこの無駄な乗降はなんなんだ?と疑問に思いました。

しかもその乗客の人は筆者ゆうひと同じく崎津教会で降りました。

そんなに人気の観光地だったら直通化してもいいんですけどね

バスは下田温泉を出ると離合できないような狭い道をくまなく進みます。

まるで秘境へと向かっているようです。

途中、町を通りましたが地元民の乗車は0でした。

再び狭い道を走行

ゴールの崎津教会入口の表示が出た!

崎津教会入口に到着しました。
当然自分で定めたゴール地点なので最長片道切符の肥前山口駅のようにゴールを表すものはないです。

崎津カトリック教会

正面は人が多かったので側面から撮影
横からみた教会もなかなか乙なものです。


東京からJRを使わずに来たんだよな…としみじみ思います。

東京から天草まで約1400㎞で6泊7日の長旅でした。
資金面や時間面を大幅に要するこの企画ですが、まぁまぁ辛かったですね(笑)

JR路線の偉大さを大いに知れた企画だと思いますね
(あと飛行機とか高速バスとかも)

第2弾を決行するかはどうかは時間とかお金 はたまたやる気があったら行いたいですね

それでは

〜完〜

乗り継いだ私鉄・路線バス・フェリーの数
45

総交通費
42,820円
備考 東京→天草(福岡経由) 当日最安飛行機料金 37,880円


今回の行程

 

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