【JR路線を使わないで長い長い静岡を横断する】私鉄・ローカル路線バス・フェリーで東京→熊本を移動 JR禁止の旅 第2夜

旅行

企画概要・前回までのあらすじ

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東京→熊本 JR禁止の旅

企画名通り東京駅から熊本県天草市にある崎津教会までJR路線・飛行機・高速バス・寝台付きのフェリーを一切使わずに移動するという過酷旅に出ました。

午前9時に東京駅を出発
千代田線・小田急線・箱根登山鉄道を乗り継ぎながら箱根へ

大雨の中の移動で辟易しながらも箱根を越えて三島に到着


三島からは西伊豆に出て駿河湾フェリーで清水に向かおうとしたがフェリー運休のリスクを考えて沼津・富士方面へと進路を進めることにした。


バスを乗り継いで吉原本町に到着しかしこの先の蒲原〜興津はバス路線空白地帯でいきなりピンチだと思いきや、富士・清水と駿河健康ランドを結ぶ無料送迎バスがあるということで送迎バスのバス停のあるところに向かったがそこは何も変哲もない街の公園だった。


知る人ぞ知る? 健康ランドの送迎バスで静岡へ

バス停らしさを微塵も感じない吉原本町の木の元公園
バスが本当に来るのか不安になりながら待っていましたが時間ぴったりに駿河健康ランドのマイクロバスが到着しました。

マイクロバスの乗客は誰一人乗っておらずそのまま木の元公園を発車しました。

路線バスではありませんが今回は高速道路を利用する高速バスでなければOKとします。

細かいルールとか全部自分で決められるんですけどね笑   ガバガバです。

吉原本町 18:05 → 駿河健康ランド 18:45頃

吉原本町を出るとバスは続いて東海道新幹線の駅がある新富士に停車します。

東海道新幹線で降りたことがない新富士ですがこんな感じの駅なのかと思っていたら1人乗客が乗り込んできました。

富士〜駿河健康ランドの送迎バス
毎日1日に4本出ているみたいでそこそこの需要はあるということが伺えます。


新富士を出ると興津駅付近にある駿河健康ランドまでノンストップです。
バス路線空白地帯を一気に走り抜けます。


雨で窓ガラスが曇っていて全く景色が見えない…

東海道線を乗っていればよく見る蒲原〜興津の海沿いのバイパスを通ります。

信号がなく高速で走行するので
高速に入ってないよな?と心配になりますが高速ではなくちゃんとバイパスを走行していました。

道路に水溜まりがあるのか
バイパスを走行するバスがそこを通過すると
ビシャァァー!と水溜まりがバスの側面に勢いよく飛び散ります。

その飛び散り加減が凄まじく豪快だったので
まるで
スプラッシュマウンテンに乗っているかのような豪快な走りを見せてくれます。

一種のアトラクション感覚を楽しんだ後
送迎バスは駿河健康ランドに到着しました。

次の清水行きの送迎バスまで時間があるのでゆっくりしていくとしましょう。


駿河健康ランド 19:30 → 清水駅 19:45頃

さて駿河健康ランドでゆったりしてきました。と言っても温泉には時間の都合上入りませんでした。
せっかく温泉施設があるのに入らないのはもったいないですが歩みを進めるためには仕方の無いことです。

清水行きの送迎バスですがこちらは富士発の送迎バスよりかちらほらと人がいました。

健康ランドに来るお客さんは静岡方面から来る人が多いのでしょうか?

富士発のはマイクロバスでしたがこちらは観光バスとかに使えそうな大型のバスでした。


途中 東海道線 興津駅に停車する

清水駅に到着

清水からは静鉄こと静岡鉄道が発着していますのでそれで静岡に向かいます。
JRの清水駅から静鉄の新清水駅は若干離れているので徒歩で移動します。

新清水 20:00 → 新静岡駅 20:21

箱根以来の鉄道です。
清水〜静岡はJRの方が圧倒的に安くて早いので静鉄に全線通して乗車するのは乗りつぶし以来になります。

しかしもう外は真っ暗なので車窓を楽しめる余地はありませんでした。


新静岡駅に到着
初日は静岡までとなります。

東京駅を出発したのが午前9時で新静岡に到着したのが午後8時半前なので半日弱かけてようやく静岡に来たというわけです。

値段がはる割には時間がかかる
このことを翌日 何度も嘆くことになります。

静岡に住んでいる友人が家に泊めてくれるので今夜はありがたいことに宿代は無料です。

高くて時間がかかるバス旅の過酷さを知る

静岡駅北口 7:18 → 藤枝駅 8:34頃

一夜が明けて2日目です。
昨日までの雨はすっかり止んでとても良い天気です。

ただ昨日、雨でぐっしょりと濡れたスニーカーがとても生臭いです。

友人にこの企画の説明をしてみたのですが
「お前はバカか!」と一蹴されました(笑)

バカやってるのは百も承知ですよ

静岡から西はまた私鉄がなくなるのでバスでの移動になります。

天竜浜名湖鉄道が発着している掛川までバスを乗り継いでいきます。


静岡駅北口で藤枝駅行きに乗車し、友人に見送られる形で2日目がスタートしました。

静岡と藤枝を結ぶバスは一旦北に進路をとり、国道1号線のバイパスを経て南に戻り、藤枝駅に行くというルートです。


安倍川を渡る


国道1号線のバイパスを走行

このバスに乗車する人はもちろん静岡から藤枝まで乗り通す人はおらず、その間の街に行くために利用する人ばかりです。

藤枝駅に到着しました。

東海道線だと20分で行けるところを1時間ちょっとかけて移動しました。
地味に長かった…

藤枝駅 8:43 → 相良営業所 9:51頃


先ほど乗っていたバスが藤枝北口に到着したので乗り換えのために南口に移動します。

相良(さがら)営業所行きのバスに乗車
相良営業所というのは藤枝駅から牧之原・御前崎方面にあります。

また1時間近くバスに揺られます。


ローカル路線バスなのに車内にUSBコンセントがありました。
乗車時間で充電しておきました。


大井川を渡る


終点 相良営業所付近で乗客は筆者ゆうひのみとなりました。

相良営業所に到着しましたが
見事に何もないところで降ろされました。

あるのはしずてつジャストラインのバス車庫と鍵などで有名な三和シャッターの工場だけで他に何もありませんでした。

ここで次のバスまで20分待ったのですがそれでもキツかったですね



相良営業所 10:11 → 浜岡営業所 10:30

相良営業所で待ちぼうけてようやくバスがやってきました。

ローカル路線バスとは思えない大型のバスがやってきました。

それもそうでこのバスは静岡からやってきた高速バスの特急静岡相良線です。

どうせこれに乗るんだったら静岡の時点で乗っておきたいところですがこのバスは
途中、東名高速道路を走行するので今回の旅のルールである高速道路を利用するバスに乗らないに違反してしまいます。

なのでわざわざ藤枝で路線バスに乗り継いできたわけです。


この先 高速道路を利用しないので路線バス扱いで乗車します。なかなか豪華な座席です。

しかし数分後、高速道路を利用しないと自負していましたが
気がついたら高速道路らしきところを走行していました。

思わぬところで企画終了? と焦りましたが
どうやら高速道路らしき道路はバイパスみたいなのでセーフです。

この記事の冒頭でも記述しましたが
「俺がルールだ!」状態なのでなにかと不都合なことが起きればちょいちょいとルールを変えていっています。

バイパスはセーフです。
こまけぇこたぁいいんだよ!!

わずか20分で浜岡営業所に到着しました。
距離もそんな大して乗っていませんが530円かかりました。



浜岡営業所 10:41 → 掛川駅 11:33頃

静岡駅を出発して既に3時間以上が経過していました。
次の乗り継ぎでようやく掛川です。


掛川まで1時間弱 乗車して運賃は950円です。
うーんお高いなぁ

掛川の到着時間は11時30分過ぎで静岡から4時間かかっておりなおかつ値段は3000円くらいかかっています。

東海道線だと45分で860円です。

無駄嫌いの筆者ゆうひですが
あまりに非合理すぎて虚無になってきました。

それでもまだ2日目なんでゴールの天草は全然です。

バスに揺られ続けるしかありません。


掛川駅に到着
掛川でJRを利用しなくても大きく西に行ける天竜浜名湖線で一気に静岡の西端の新所原まで行けます。

2時間以上 天浜線に乗るので腹ごしらえをしたいと思い、辺りを見渡してみますがコンビニもありません。
掛川は新幹線が停車する駅なのにこの有り様はなんだ!?と思っていたらスーパーが1軒ありました。

しかしスーパーと言っても業務用スーパーで業務スーパーのようにおにぎりとかパンが売られている訳ではなくお徳用パックが並べてあるだけのスーパーで軽く腹ごなしできるものを探すのに一苦労しました。

結局、パン1個しか買えなかったです…(笑)

掛川 11:57 → 天竜二俣 12:45/12:48 → 新所原 14:09


古風なJR掛川駅の隣にひっそりと建つ三角屋根が特徴的な天浜線掛川駅


1両編成の気動車に乗車


列車に乗車するとかなり混雑しており、「そういえば今、GWだった」と思い出されるほど休日のレジャーを満喫するお客でごった返していました。

今までほとんど地元客しか乗らないであろう路線に乗っていたので逆に新鮮に感じます。


天竜二俣駅で新所原行きの列車に乗り換え

列車内が混雑しているので車窓を楽しむことができず、早く新所原に着かないかな〜とばかり考えていました。
2時間もそんなんなので終盤はダレていました(笑)


新所原駅に到着。
やっとこさ静岡県の西端まできました。

豊橋まで行ければ名鉄、近鉄、阪神、山陽と私鉄路線網が広がってるのでかなり進むことができます。

しかし某ロ〇カル路線バスの旅を視聴したことがある人はご存知だと思いますが
県境って本当にバス路線空白地帯になっていて静岡・愛知の県境のここも例に漏れずバス路線空白地帯になっています。



なので愛知県のバスが出ているところまで徒歩での移動となります。

数百m歩いたところで愛知県に入りました。
今の時間は14:17
静岡県に入ったのが元箱根港から乗った東海バスから静岡県に入ったのが13:30頃なので丸一日かけて静岡県を横断しました。

ほんとに長かった…
今度東海道線乗るとき新幹線に乗った時と同じくらいの爽快感を感じることでしょう。

愛知県に入ったのはいいですがバス停は見つかりません。

東海道線に乗ってるときは感じないのですが新所原〜二川ってこんな感じなんですね

結構何も無いです。

二川駅まで3km
豊橋市街まで10kmらしいです。

豊橋って愛知県の東端ってイメージですが端の端ではないってことですね

立岩街道に沿って歩いて3km弱でバス停を発見しました。行先は豊橋駅行きです。

でもバスの発車時刻まで時間がありますのでこの際、二川駅まで行っちゃおうと思います。


ちなみにこのバス路線はこの場所より南側にあるシンフォニアテクノロジーの工場が始発みたいです。

この大脇から南に進むので
新所原駅から分かりやすくて行きやすいのはこの大脇バス停になると思います。

新所原駅から約4.5㎞歩いて二川駅に到着しました。
現金精算だけのバスは苦手です。

二川駅 15:20 → 豊橋駅 15:53頃

二川駅から豊鉄バスに乗って豊橋駅へ向かいます。

この豊鉄バスでこの旅 初めて現金精算だけのバスに乗車しました。
今までSuicaなどのICカードが使えるバスでした。

筆者ゆうひ上 苦手なものベスト30に入る 現金精算オンリーのバス
苦手な理由としては
・整理券を取って降りるときまで持っていなければならない
・おじいちゃんレベルの視力なのでバスの運賃表示器が見えづらい
・精算するときに運賃ぴったりに運賃箱に入れなくてはいけない
・キャッシュレスがメインなので現金をあまり所持しておらず、両替などして精算にもたつく

などが挙げられます。
ICカードなら整理券取らなくてよいし、運賃表示器で運賃確認しなくて良いしかざすだけでスムーズに降りれるしでデメリットがないです。

今回の旅ではこのバスに乗る以外に早く移動する方法がないので致し方ないですが…


GWの混雑の影響かバスは遅れて豊橋駅に到着しました。
そして運賃を支払うとき悲劇が起こります。

小銭入れから小銭を取り出して運賃を支払おうとしたとき
手が滑って小銭入れを落としてしまい、そのまま小銭が散ってしまいました。

派手に散ったので探すのに少々手間がかかりました。
なんとか運賃を払い終え、バスを降車
ICカードだったらこんな悲劇は起こらなかったはず

なんでこんな目にあってまでこの旅を続けているのか分からなくなりました。


駅に入るとJR線の改札口が…
いっそこの企画を中断して名古屋とか大阪に素早く行きたい…
そう思っていて気が付いたら…

今回の旅で絶対立ち入ってはいけないJR線のホームにいました。
筆者ゆうひ 企画を中断してどこに行くのか…?

第3夜に続く



次回
・やっぱ電車ってめちゃくちゃ速いね
・たこ焼きはどこの食べてもうまい
・どんだけ距離を乗ろうと運賃300円なんです。


今回の行程

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