
私は今、北陸新幹線の起点駅の高崎駅に来ています。

これから鉄道開業150周年 JR東日本パス(以下、東日本パス)を利用して北陸新幹線のJR東日本区間の全ての駅に訪問していこうと思います。
なぜ新幹線駅を全駅訪問しようとした経緯は
下記の記事をご覧下さい。

で!北陸新幹線なのですが、基本的には富山とか金沢とか北陸に行く際に利用するので、あまりJR東日本区間に馴染みがないです。
なんでこの機会に北陸新幹線の駅を全駅途中下車して北陸新幹線を堪能しようと思います。
北陸新幹線の各駅紹介
安中榛名
高崎の次はいきなり新幹線単独駅の安中榛名です。
安中榛名の利用客数は177人(2021年度)で大半が定期客です。
これは新幹線駅の中でいわて沼宮内に次いで少ないです。

利用客が少ないのでほぼ各駅停車種別のあさましか停車しません。
あさましか停車しないのは北陸新幹線の中ではこの安中榛名だけです。
しかもそのあさまでさえ一部の便は安中榛名を通過します。
安中榛名の何もなさは異常で駅ナカはおろか駅の周辺にコンビニすらありません。
あるのは峠の釜めしで有名なおぎのやの売店がこじんまりとあるだけです。
ほぼ安中榛名駅周辺に住んでいる人のための駅と言ってもいいかもしれません。


北陸新幹線の駅名標はスタンダードな駅名標と若干フォントが違うように感じます。

通過列車は260km/hのフルスピードで通過していきます。
ほぼ通過列車なんですけどね

安中榛名を過ぎたらトンネルが続きます。
というか北陸新幹線はほとんどがトンネルですね

必要最低限の改札しかありません。

利用者が少なくても新幹線駅なので駅舎は立派!

駅前 何も無い
パークアンドライドできるように広めの駐車場があります。

住宅地が広がります。
安中榛名駅からは近いですが、信越線の安中駅は約8km離れています。
一応、安中駅や磯部駅への路線バスはあるそうですが生活するには車がないと厳しそうですね。

子供達が悠々と遊んでいました。


地下自由通路を抜けて駅の裏手へ
ここだけ切り取ると完全に田舎の山道ですね
軽井沢
東京から近いリゾート地ということで
JR東日本区間の北陸新幹線の駅の中では長野に次いで利用者が多いです。


軽井沢駅名標

待避する列車は臨時列車の一部みたいです。

新幹線では珍しい地上にホームがあるので改札へは階段を上って向かいます。

ここでも峠の釜めしは販売しています。


北口

南口すぐに軽井沢・プリンスショッピングプラザがあります。
さすがの観光地ということで観光客で賑わっています。
軽井沢にまともに行ったことがないからゆっくりと周りたいですね
佐久平
小海線との乗り換え駅 はくたかも停車しますが朝と夕だけで日中はあさまだけ停車します。
在来線の主要駅の一つである小諸と誘致合戦をしていましたが、線形の問題や用地の問題で佐久平に新幹線駅が建設されるようになりました。


佐久平駅名標


新幹線が道路の下を通るのは珍しいですね

非電化のローカル線の線路の下を新幹線が通るのはここくらいしかないですかね?
小海線の佐久平駅は新幹線開通と同時に開業されたので元々、この付近は何もありませんでした。
今は高架を走っている小海線ももちろん地上を走っていて、長野新幹線(北陸新幹線)が開業することによって新幹線が地上、小海線が高架という特殊構造が出来上がりました。

改札口

小海線乗換通路
通路はかなり長い


浅間口

単線非電化高架の小海線が絵になります。
北海道の帯広みたいな雰囲気を感じます。
上田

上田駅名標


元々は2面4線の予定で待避できるようにする予定でしたが軽井沢と長野で十分ということで2面2線になったようです。
確かに上田まで待避できるとなると過剰設備なような気がします。
全駅待避ができる上越新幹線は別格ですが笑
新幹線の乗降人員で見れば、佐久平より少ないです。
しなの鉄道(旧・信越本線)の乗換駅なのに意外ですね
(しなの鉄道や上田電鉄を合わせると上田の方が利用者数は多いです)

改札口

温泉口

お城口
こっちがメインです。

大泉洋さん主演の映画 青天の霹靂のロケ地ですが映画のセットはもう既になくこじんまりとしたシアターでした。
長野
先行開業した北陸新幹線(長野新幹線)のかつての終着駅
かがやきを含む全列車が停車します。
あさまは長野で折り返していきます。
下りホームの
11番線は下り専用ですが、12番線は一部のあさまが折り返しで使います。


長野駅名標

新幹線改札口


東口


さすがは県庁所在地
栄えています。

長野駅には駅そばの店が多いです。
1ホームに1店はあるんじゃないかというくらい乱立しています。
駅そば好きにはユートピアですね
飯山
北陸新幹線はしなの鉄道(旧・信越本線)沿いではなく飯山駅まで飯山線に沿って走行します。
飯山を経由ルートは急遽決まったわけではなく、北陸新幹線がフル規格で建設されたら飯山を通ることが計画されていたみたいです。
しなの鉄道(旧・信越本線)は妙高まで街がないので飯山を通したのは正解だったかもしれません。
新幹線が並行在来線以外の路線と並行するのは珍しいですね

雪対策のため駅ホームがすべて屋根で覆われています。


飯山駅名標

長野より金沢方面ははくたかとかがやきしか種別しかなく、
はくたかは仙台以北のやまびこのように長野以降は各駅停車になりますが
飯山だけ一部のはくたかが通過する関係で朝・夕を除いて2時間に1本しか停車しません。
飯山線との接続もあまりとられておらず(そもそも飯山線自体の本数も少ない)新幹線と接続されているのは1日3,4本となっています。
新幹線開業前の飯山駅は現在より300m北にあり、新幹線開業により移転してきましたので在来線ホームも新しいです。

バスはこちらから発着しています。
駅すぐそばに長野の地元スーパーのツルヤがありました。

歩道しかなくこんじまりしています。

飯山線をはさんだ出入口
ロータリーがありますがこちらは送迎用だと思います。
駐輪場と無駄に立派な立体駐車場がありました。
上越妙高
JR東日本管轄駅になっています。
ただ北陸新幹線の乗務員の交代は長野駅で行われています。
(当駅を通過するかがやきは分かりますがはくたかも長野で交代します。)
なんで長野~上越妙高はJR東日本の区間なのに車内で飛んでいるwifiは
JR-WEST_FREE_Wi-Fiが飛んでいます(笑)
長野以降 JR西日本の管轄にしたほうがすっきりしたと思いますが、
飯山や上越妙高がJR西日本もなんかしっくりは来ないなぁ…といった感じです。
そして飯山~上越妙高・直江津は在来線で移動するよりも新幹線で移動したほうが安いし圧倒的に早いです。
・飯山→上越妙高
新幹線利用
運賃 1390円
時間 約11分
在来線利用
運賃 1610円
時間 約1時間40分(乗車時間 乗り換え時間は除く)
・飯山→直江津
新幹線利用
運賃 1730円
時間 約30分(乗車時間 乗り換え時間は除く)
在来線利用
運賃 1840円
時間 約2時間(乗車時間 乗り換え時間は除く)
こうなってしまうのは飯山~上越妙高を新幹線は最短距離で結んでいるのと第三セクターの運賃が高いことが起因しています。
JRだと目的地まで通しの運賃で済みますがJRと第三セクターは別物なので乗り換える度に初乗りからの運賃になってしまうのも要因の1つです。


上越妙高駅名標

待避可能ではありますが待避する列車は少ないです。
平日の朝に上越妙高始発長野行きのはくたかが運転されます。
長野方面から来る上越妙高行きや金沢・富山方面から来る上越妙高始発・終点の便はありません。

改札口


えちごトキめき鉄道 妙高はねうまラインに乗り換えて直江津方面に行くことができます。
信越本線時代はもともと脇野田という駅名でした。
飯山と同様 旧・脇野田駅も現在の上越妙高より若干東側に駅がありましたが、新幹線開業で移設・駅名改称されました。
GoogleMapの航空地図で見ると妙高はねうまラインが上越妙高から直江津方面にかけて不自然なカーブをしており、まっすぐに伸びた道に合流しています。
そのまっすぐに伸びた道が、元々の線路だった場所です。
訪問の行程
北陸新幹線のJR東日本区間の駅を全て訪問してきました。
1日で高崎~上越妙高の駅を巡ったわけですが、画像を見て
なぜ昼になったり夜になったりはたまた夕方になったりしてるんだろう?と思ったかと思います。
安中榛名→軽井沢→佐久平と駅の順番に巡っているわけではなく、なるべく待ち時間が長くならないように行ったり来たりを繰り返していました。
(上越新幹線の熊谷と本庄早稲田にも訪問してきました。 上越新幹線編はまたいつの日にか)
北陸新幹線の駅訪問行程
新幹線乗り放題の東日本パスだからできる芸当なので通常運賃でこれはやろうとは到底思いません(笑)
安中榛名とか飯山は停車する本数が少ないのでいい塩梅の行程を組むのに一苦労しました…
机上旅行でしかできなそうなことを実際にやってみると結構せわしなくて移動の連続で車内でもゆったりとくつろぐことはできませんでしたが、
1日に何度も新幹線に乗り換えるってことは後にも先にもあまりなさそうですね…(笑)

長野行ったら野沢菜のおやきはマストですね
コメント