東京23区内で行けないところはないくらい張り巡らされている都バスですが青梅を中心とした多摩地区でも運行されています。
今回は多摩地区に走る都バスに乗ってきたので紹介しようと思います。
23区内の都バスは料金一律210円で乗車時にICカードをタッチすると事前に残額から差し引かれます。
一方、多摩地区の都バスはそのほかの路線バスと同じく距離によって運賃が変動する体系となっています。
23区内と運賃形態が全く違う多摩地区でも都営まるごときっぷは使用可能なのでお得に都バスに乗ることができます。
多摩地区の都バスに乗るためにまず向かったのは青梅の一つ手前の東青梅駅です。
北口から少し歩くと東青梅駅北口停留所があります。行き先は様々ですがまずは都バス最高地点である上成木へ行ってみようと思います。
23区内と変わらない緑の車体のバスがやってきました。
ほどなくして山の景色に変わります。
乗客も私を含めて2人しかいませんでした。
バスはぐんぐんと登っていき終点の上成木バス停に到着します。
上成木バス停の全体 高水山登山口がすぐそばにあるらしいです。
地図で見ると分かりやすいですが手前で2つに分かれた道と道をつなぐようにこのバス停が位置しています。
こうでもしないと折り返せないほど道が狭いことが分かります。
こんな山の中で東京都交通局の文字を見るのは違和感がありますね(笑)
左の奥に見えるトンネルを抜けると埼玉県に入ります。
小川が流れている
バスは折り返しで6分停車し再び青梅方向へ出発します。行きと違って各停留所の客を拾って東青梅駅まで運ぶためか乗客は多めでした。
青梅駅を過ぎて向かったのは青梅車庫です。
多摩地区の都バスはここで管理されています。
これから乗るのは梅70という都バス最長路線です。
青梅車庫から花小金井駅までの28.21kmで途中の停留所は81とかなりのロングランです。
所要時間も90~120分ほど走ります。
梅70の路線運行図 青梅車庫から花小金井駅までの運賃は現金で560円です。
多摩地区の都バス 路線運行図 青梅を中心に運行されていることが分かります。
私を含む乗客3人を乗せて梅70は発車しました。
青梅駅、河辺駅と過ぎていく中でどんどんと乗客を拾っていきます。
河辺~新小平までは鉄道空白地帯を走行するのでそこそこ需要はあるみたいです。
大和操車所前で運転手が交代しました。さすがに30kmの長大路線となると交代もするんでしょうね
その後も東に進みます。
東大和市駅を出るとバスは西武線沿いを走りますが乗客はだんだんと減っていきます。
青梅車庫を出発して1時間45分 終点の花小金井駅に到着しました。
青梅車庫から花小金井駅まで乗りとおした人はさすがにいませんでしたが私がいた座席の一番後ろの席に同じく座っていたおっちゃんが青梅駅から乗っていましたので長距離利用客も少しはいるみたいですね
青梅車庫から花小金井駅まで1時間45分 現金で560円です。
ちなみに青梅から花小金井を電車で行った場合 50~60分でIC利用で483円で行けちゃいます。
この梅70は都バスの中でも赤字路線で運行もギリギリみたいです。
都バス最長路線のブランドを守るために是非存続してほしいですね
訪問日
2019/06/03
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