岩国(正確には岩国の2つ隣の川西)から出ている錦川鉄道の乗りつぶしをしに行きました。
錦川鉄道はやっかいな第三セクターの盲腸線で再び運賃を支払って折り返さなくてはなりません。
そんな乗りつぶしにお金がかかる錦川鉄道もバスによる乗り継ぎで広島や益田に行くことができます。
今回は益田に行きたかったのでバスや鉄道を乗り継いで益田まで行きます。
岩国駅にて 14:15発の錦川鉄道 錦町行きに乗車します。
川西駅までは岩徳線を走行します。
錦川鉄道と岩徳線の分岐駅 川西駅
錦川鉄道と岩徳線の分岐点
新幹線乗換駅の清流新岩国駅
かつては御庄駅と名乗っていて公式に乗換駅ではなかったようです。
錦川鉄道は国鉄岩日線として山口線の日原まで繋げる予定でした。
陰陽連絡線の一つとして近年に建設されたため所々高規格な線路が見受けられます。
南桑~根笠にある臨時駅の清流みはらし駅です。
清流を見るためだけの駅で出口はなく列車以外に駅の到達は不可能です。
岩国から1時間少々の15:24に終点錦町駅に到着
この先からも線路はありませんが路盤は残っています。
トコトコトレインが途中の まで未成線の路盤に沿って運行しています。
錦町駅舎
トコトコトレイン 1日3往復の運行となっています。今回は時間の都合上乗りませんが岩日線の未成区間をゆっくり見たい人はおすすめです!
さてここから15:33発の岩国市生活交通バスで六日市に向かい六日市で高速バスに乗り換え益田へと向かう予定でした。
下図参照
赤:岩国生活交通バス 水色:清流ライン高津川号
しかしバスの時刻表を見てみると…
六日市方面のバスは火木金のみの運行でした。
訪問日は水曜日ということでまさかの運休にぶち当たってしまいました。
事前に調べたときはそんな情報なかったはずなんだけどなぁ…(ちゃんと載っていました 私の確認不足です…)
15:32 毎日運行の深谷峡温泉行きのバスが来ました。
運転手さんにこの先、高速バスに乗って益田に行きたいという旨を伝えると
終点の深谷峡温泉から上り坂を30分ほど歩けば深谷PAに辿り着いてそこからバスに乗れるとのこと
下図参照
赤色:岩国生活交通バス、紫色:徒歩、緑色:清流ライン高津川線、橙色:山口線
深谷PAの高速バスの時刻を調べると16:20と17:55が乗れそうなバスの時刻でした。
深谷峡温泉まで25分くらいかかるということなので16:20発のバスは乗れないとのことなので次の17:55発のバスに乗るしかない。
しかし今から2時間後なのでかなりの待ち時間が発生するし運転手さんいわく深谷PAは何もないところらしい…
炎天下の中、山道を歩くのと何もないPAで長時間待つことを覚悟しました。
ちなみに六日市方面のバスが運休しなかったら16時頃に六日市について深谷PAを1620に出るバスに余裕で乗り継げます。
不幸中の幸いでこの日は益田で宿をとっているので今日中に益田に着けばいいのです。
錦町から先に続いている岩日線の未成区間
15:58 深谷峡温泉に到着
運転手さんが気を利かせてくれて深谷PAに行く分岐点で下ろしてくれました。料金は610円でした。
しかしなんもねぇな…
ここからローカル路線バス乗り継ぎの旅みたく歩きます。
炎天下の中 山道を
水筒のお茶も切れかけていて車通りも少ないのでもしここで熱中症で倒れてもすぐには救助されないだろうと不安に駆られながら歩き続けました。
深谷峡温泉から歩き始めて30分少々ようやく深谷PAに到着です。
本当に運転手さんの言うとおり深谷PAなにもねぇ…
トイレと自販機という最低限の設備でした。
時刻は16:35 バスの時間まで80分…
こんなとこで80分もか…
この80分が永遠に感じましたね
しかもベンチに腰掛けようとしたらハエやらハチやらがたかって落ち着くことさえもできない
長い長い80分後 ようやくバスが来ました。
私はまるでオアシスでも見つけたかのようにバスに駆け寄りましたが運転手から待て!の一言
人がゾロゾロと降りて来ました。
こんなところでなぜいっぱい人が?
と思いましたがただのトイレ休憩で降りたみたいです。
もう二度と来るか! そう思いながら深谷PAを後にしすぐに島根県に入ります。
六日市からは一般道を走って益田へと向かいます。
バスの中にWi-Fiがある
このままバスに乗って益田に向かっても良かったのですが調べてみると途中の青原駅で山口線の列車とうまく接続ができそう。
青春18きっぷを使用しているので節約がてら途中の日原 道の駅でバスを下車しました。
日原 道の駅 コンビニやらレストランがあるどこかのパーキングエリアとは大違いだ!
現在時刻は19:00 青原駅の発車時間は19:29でこの道の駅をちょっと見て歩いて駅に向かえばちょうどいいくらいだと思う。
高津川に沿って歩く
19:19 青原駅到着
ちょうど津和野方面の列車が来ました。
ホームに上がると列車はなかなか発車しません。
どうやら私のことを待っていたようです。
運転席まで行って乗らない意思表示をして列車は出発しました。
列車の本数が少ない田舎は待ってくれることが証明されました。
日が沈みかけるなか駅でじっと待ちます。
10分後の19:29 益田行きの列車が到着
ちなみに深谷PAから益田までバスに乗ると2420円ですが青原駅で下車して山口線に乗り継ぐと300円くらい安く移動できます。
(山口線の本数が少ないからあまり使えない技ですけどね)
30分弱で益田に到着しました。
岩国生活交通バスが610円
深谷PAから道の駅日原までのバスが1800円
青春18きっぷ使用だったけど青原→益田が320円
で2730円で益田まで通り抜けることができます。
待ち時間含めて6時間弱でした。
ちゃんと下調べすればもっと早く行けたんですけどね
火木金だと岩国14:15の錦川鉄道線に乗って六日市経由でバスを乗り継ぐと18:00に益田につきますので錦川鉄道を乗りつぶして益田に行きたい方は火木金での行程をおすすめします。
訪問日
2019/07/31
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